第12回 WEB漫画分析
「dust box」ロストマン?(ジャンプ+)
主人公であるボンヌは親に捨てられたストリートチルドレンであり、日々貧しい暮らしを容赦なくされていた。
しかしそんな人生を変えるため、懸賞金100億ブギーが賭けられた凶悪犯罪者「ゼンラマン」を捕まえる旅に出ることとなった。
・作画、とても良い
・コマ割りも良い いい具合に幅が取れてる
・簡略絵が少なかったのも良かった
・ストーリー自体は短い連載用に書かれたものだと思われるのでそこまで気にならなかった
・ダストボックスがでたシーンはすごい良かった(何が?→物語が深く感じられた)
ただ戦うだけでなく、「ダストボックスって一体なんだろう?気になる」という感情が生まれたから
・「あ!わしのパンは?」「全部食うたぞ」「金もないどー」のコマ割り
ひとつ前のコマを全部使って上のセリフの部分をもう少し大きく書く
それと、子供たちがパンを全部食べようとするコマを直前に入れた方がいいかも
・次の「ふー食いもんないのお」のシーンの前にボンヌが歩いているコマを入れる
・「マジかよ…こわ」のところ
ボンヌの顔が真っ正面だけど、これを横向きにしてちょい立体感のある顔を描くといいかも
・アシスタントとかがいない中で、これだけのクオリティの作画ができているのは本当にすごいなと思った
・キャラクターの個性も十分にあって良い
・今は全て鉛筆で書かれているが、これがインクになった時にどれだけその作画生かされるのかに期待が持てる
・「なんじゃこれ」のところ 数珠を渡される場面
コマ割りが短調になりすぎている 数珠のみによったコマとかを大きく入れてみるのもいいかも
全体的に作画を素晴らしかったし、コマ割り、台詞回しもこれぞ漫画だと言えるような作品だった。ストーリー設定に関しては短期連載のお試し期間であることを考えると妥当ではないかと思う。しかし、気になったのは各部分のコマ割り。
もう少し大胆に大きく紙を使ってもいいのではないかと思う。
今後に期待の持てる新人さんであるなと感じた。もし次回作を書くのだとしたら、設定を考えに考え込んで、魅力的なキャラクター溢れるそんな作品を期待したい。